大倉歯科医院のインプラント治療の考え方
〜まずはじめに〜
「ご自身の歯が一番」これが当院の考えです。
ただし、残念ながら抜かなければならない歯、失ってしまった歯の部分には
何か治療を施し、噛めるように機能回復しなければなりません。
しかし、保険治療ではブリッジ、入れ歯治療しか選択肢がありません。
歯が一本ない場合 | 長所 | 短所 | |
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ブリッジ | ![]() |
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入れ歯 | ![]() |
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この表を見て分かるようにブリッジ、入れ歯治療の大きな欠点として
「支える歯に過剰な負担がかかる」ということがあります。
次第に支える歯がぐらぐら揺れてしまい、最終的には抜歯せざるを得なくなります。
これは治療をしているのに逆に「他の健康な歯を悪くする」という意味にもなります。
噛めるように機能回復して歯を守っているつもりが、歯を失う手伝いをしてしまっているということです。
そこでその欠点を補う、治療の選択肢として“インプラント”があります。
インプラント

長所 | 短所 |
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インプラントにはその他の治療と大きく違う点があります。
「他の健康な歯に負担をかけない」ということです。
これは「その他の健康な歯を守る」ということにつながります。
インプラントを選択していただくことで10年、20年後に残る歯の本数に差がでてきます。
インプラント治療の流れについて
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診査・診断
CT撮影や必要な検査を行います。
ここで、インプラント治療が可能かどうかの判断をし、その診断結果に基づき治療計画を立てます。 -
インプラント術前治療
治療結果が確実なものとなるように事前に治療を行い、歯石の除去や咬み合わせの治療をします。
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インプラント埋入手術
治療計画に基づいた最初のインプラント手術を行います。
局所麻酔を行った後、チタン製のインプラントを歯が失われた部分の骨に埋入しますので、安全で痛みの無い手術を行うことが可能です。
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治癒期間
インプラントと骨がしっかりと固定するまで期間をおきます。
骨の状態によりますが、約3ヶ月の治癒期間を置きます。 -
インプラント二次手術
上部構造(かぶせ物)を作成するために土台をインプラントに連結します。
咬み合わせの状態をチェックし、お口の中でのバランス(調和)が整った時点で型をとります。 -
上部構造(かぶせ物)装着
色や形を患者さんに合わせて人工歯を作製し、その後、上部構造(かぶせ物)を装着します。
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メンテナンス
インプラントを長持ちさせるには、終了後のホームケアが大変重要です。
指導された正しいブラッシングを行いましょう。また、インプラントはご自身の歯と同様に歯周病になります。
プロによるメンテナンス、定期検診を続けることが最終的にインプラントの寿命につながります。