前歯の審美治療(ジルコニア・セラミック)
2025年09月18日(木)
大倉歯科医院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
多くの歯科医院があるため、初めて受診される方にとっては迷われることもあるかと思います。
歯科医師の知識や診断力、経験、分かりやすい説明や話し方、手先の器用さ、技術力などは、実際に診療を受けてみなければ分かりにくい部分も多く、不安を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
症例コラムを通じて、大倉歯科医院がどのような診療を行っているかをご覧いただければ幸いです。
そして、少しでも多くの患者様の病気やお悩みが解決され、笑顔で健康な生活を送るお手伝いができればと願っております。
今回は、審美治療の症例についてご紹介いたします(※写真の掲載には、患者様のご承諾を頂いております)。
目次
- 症例①前歯ジルコニアクラウン・ホワイトニング
- ジルコニアクラウンとは?
- 症例②前歯セラミッククラウン
- セラミッククラウン(emaxクラウン)とは?
- 症例③前歯ジルコニアセラミッククラウン
- ジルコニアセラミッククラウンとは?



症例① 女性
前歯の形態・角度・色調を、審美的かつ機能的に改善したジルコニアクラウンによる治療
治療内容
他院にて治療中の前歯の仮歯が前方に出っ張っており、形にもご不満があるとのことでご来院されました。
まず、仮歯の形態をお顔全体のバランスや周囲の歯に調和するように調整し、再根管治療、歯冠延長術、ホワイトニングを行うことで、審美性および機能性の改善を図りました。
■ 費用
自由診療 473,000円(税込) ※根管治療など保険治療費用は別途かかります
■ リスク・副作用
出血・腫脹・疼痛等



初診〜仮歯まで
初診では、レントゲン検査や歯周検査、口腔内写真などの資料を採取し、カウンセリングにて歯のお悩みやご要望をお伺いした上で、治療計画を立てます。
まずは、気になっている見た目の改善を図るため、新しい仮歯を作製します。
根の先に膿が溜まり、炎症も見られたため、再度根管治療(根の中の治療・消毒)を行いました。
仮歯修正〜ホワイトニング〜被せ物完成
前歯は長さが短く、過去の虫歯により歯質が少なくなっていたため、歯冠延長術を実施し、審美性の改善を図るとともに、被せ物が長持ちできるよう歯の周囲環境を整えました。
また、「他の歯も白くしたい」というご要望があったため、被せ物の作製前にホワイトニングを行い、治療されていない歯を白くしてから、その色に合わせて被せ物を製作しました。
前歯を白くしたいというご希望がありましたので、仕上がりにご満足いただけて幸いです。
今回のケースでは、仮歯(プロビジョナルレストレーション)により最終補綴物を想定し、機能性と審美性を確認しました。さらに、長期的な安定を図るために歯周外科手術を行い、ホワイトニングによってご希望の白さを実現しました。


ジルコニアクラウンとは?
ジルコニアクラウンは、前歯の治療において審美性と耐久性を兼ね備えた理想的な被せ物です。自分の歯に近い色や透明感を再現できるため、周囲の歯と調和し自然で美しい見た目を得られます。
金属を使用しないため、歯ぐきの黒ずみや金属アレルギーのリスクもありません。生体親和性に優れており、長期的な安定が期待できます。ジルコニアは非常に高強度な素材ですが、前歯に必要な繊細な美しさにも対応可能です。また、表面が滑らかでプラークが付きにくく、清潔に保ちやすいという利点もあります。機能性と見た目の両方を重視する前歯の治療において、ジルコニアクラウンは非常に優れた被せ物です。


症例② 男性
変色した古い被せ物の色調を改善したセラミッククラウン治療
■ 治療内容
過去に根の治療(神経の除去)を行った前歯の色が暗く、笑ったときに見た目が気になるとのことでご来院されました。
まず、歯の形を整えた上で仮歯に置き換え、形態や噛み合わせを確認。その後、セラミッククラウンを装着しました。
隣の歯と自然に調和した仕上がりとなり、審美性と機能性の回復を実現しました。
■ 費用
110,000円(税込)
■ リスク・副作用
仮歯は強い衝撃で割れることがあります。
■ 治療の流れ
前歯のセラミッククラウン完成までには、以下のステップで治療を進めます。
初診・検査:レントゲン検査、歯周検査、口腔内写真撮影などを行い、カウンセリングでお悩みやご要望をお伺いします。
①仮歯の作製・装着
②型取り・色合わせ
③完成したセラミッククラウンの装着
※虫歯治療や追加の根管治療が不要で、セラミッククラウンの形や色に一度でご満足いただけた場合は、最短3回の通院で治療が完了します。
セラミッククラウンとは?
e.maxクラウンとは、審美性と耐久性を兼ね備えた優れたセラミッククラウンです。天然歯のような透明感と自然な色調が特徴で、特に前歯など見た目が気になる部分に適した被せ物です。
素材には「二ケイ酸リチウムガラスセラミック」を使用しており、金属を一切使わないため金属アレルギーの心配がなく、歯ぐきの変色も起こりにくいのが安心な点です。
適合の良い精密な被せ物により、虫歯の再発リスクを抑える効果も期待できます。
また、強度にも優れているため、奥歯など噛む力がかかる部分にも使用可能です。見た目の美しさはもちろん、長期的に安心して使える機能性を兼ね備えたe.maxクラウンは、「自然で美しい口元を保ちたい」という方におすすめの治療法です。


症例③ 女性
神経を失った前歯の色調を改善したジルコニアセラミッククラウン治療
■ 治療内容
過去に根の治療(神経の除去)を行った前歯の色が暗く、左右の前歯の色が違うのが気になりご来院されました。
まず、歯の形を整えた上で仮歯に置き換え、左右対称になるよう形態や噛み合わせを確認しました。その後、ジルコニアセラミッククラウンを装着しました。
隣の歯と自然に調和した仕上がりとなり、審美性と機能性の回復を実現しました。
■ 費用
132,000円(税込)
■ リスク・副作用
仮歯の時期は強い衝撃で割れることや外れることがあります。
■ 治療の流れ
前歯のジルコニアセラミッククラウン完成までには、以下のステップで治療を進めます。
初診・検査:レントゲン検査、歯周検査、口腔内写真撮影などを行い、カウンセリングでお悩みやご要望をお伺いします。
①仮歯の作製・装着
②型取り・色合わせ
③完成したセラミッククラウンの装着
※虫歯治療や追加の根管治療が不要で、セラミッククラウンの形や色に一度でご満足いただけた場合は、最短3回の通院で治療が完了します。
ジルコニアセラミッククラウンとは?
ジルコニアクラウンとジルコニアセラミッククラウンは、いずれもジルコニアを使用した被せ物ですが、構造や見た目、適応範囲に違いがあります。
ジルコニアクラウン(フルジルコニアクラウン)は、すべてが高強度のジルコニアでできた単一構造の被せ物です。耐久性と強度に非常に優れており、奥歯や噛み合わせの強い方に向いています。近年では透明感のあるジルコニアも登場し見た目もある程度改善されていますが、透明感や自然な色調ではセラミックよりやや劣ることがあります。
一方、ジルコニアセラミッククラウンは、内側にジルコニアコアを使用し、その表面に審美性の高いセラミック(ポーセレン)を築盛した被せ物です。透明感や自然な色合いを再現しやすく、前歯など審美性が重視される部位に向いています。
大倉歯科医院 ☎︎0745-76-6644